能登半島地震、必要な支援物資やボランティアに関する情報は自然寺にお問い合わせください。
支援物資を積めるだけ積み、お手伝いに行って参りました。
令和六年一月一日、石川県能登地方を震源とする地震が発生しました。被災された皆さまに、お見舞い申しあげますとともに、一日も早く安心して生活できる日常が訪れることを心より願っております。
二月二十一日~二十三日にかけて、支援物資を積めるだけ積み、お手伝いに行って参りました。発生からすでに二ヵ月近く経っておりましたが、現地は未だ発災当時のままのような状況でした。三月に入り少しずつ状況は改善しているようですが、まだまだ人手が足りずボランティアを募集しています。現在は西本願寺金沢別院内に「能登半島地震支援センター」を開設し、支援物資の受け入れやボランティアの調整・受け入れ業務をしてくださっています。能登地方はボランティアが宿泊できる施設がなく、金沢と能登を毎日二~四時間かけて往復するため、現地での活動時間が短くなることも復興の妨げとなっています。また発災当時の「今はボランティアに来ないで」という知事の発言もボランティアを踏みとどまらせている一因と言われています。
阪神淡路大震災の際には1ヵ月で約六十二万人、ボランティアが活動したそうです。今回の能登では現在まで一万二千人しか活動に入っていないそうです。
ボランティア希望の方、自然寺までお知らせください。
この寺報をご覧になってくださっている皆さまやご家族の中で「ボランティア 行こうかな」と思ってくださる方がありましたら、自然寺までお知らせください。現時点では金沢別院内に宿泊も可能ですし(無料)ご自身で近隣のホテルに宿泊していただいても構いません。遠方になりますので費用も掛かりますが、自然寺を通してお申込みいただくと、わずかではありますが東京教区からの助成金も出ます。もちろん体力も気力も必要になりますので決してご無理はなさらないでください。
浄土真宗本願寺派では東日本大震災を教訓に災害対策担当部署を常設しております。現地の方のお話を伺うと、「一番最初に物資を届けてくれたのは西本願寺でした」とお礼の言葉をいただくほど、初動の早い部署です。しかし日が経つにつれ報道なども減ってゆくため、ボランティアの募集にも苦労しております。
必要な支援物資やボランティアに関する情報は自然寺にお問い合わせいただくか、もしくは「浄土真宗本願寺派 能登半島地震支援センター」のX(旧ツイッター)でも発信されていますのでそちらでもご覧いただけます。



