2024年、一年を振り返って。

皆さま、この一年大変お世話になりました。今年は二月に本山との包括関係が結ばれ、「築地本願寺 海老名布教所」からの卒業となりました。四月には築地本願寺で「親鸞聖人御誕生八五〇年・立教開宗八〇〇年慶讃法要」がお勤まりになり、自然寺からも多くの方にご参拝をいただきました。六月には自然寺本堂の落成、併せて親鸞聖人御誕生八五〇年・立教開宗八〇〇年の記念法要をお勤めいたしました。ご講師に兵庫県から水杉悟史先生をお迎えし、ご法話をいただきました。法要から祝賀会に至るまで、総代・世話人の方々・築地本願寺をはじめ多くのご縁の皆さまのお力添えを賜り、 盛大にお勤めすることが出来ました。あらためて深く御礼申し上げます。

親鸞聖人が関東の地で教行信証の執筆をはじめられてから八〇〇年の節目の年にこうして新たなお寺が生まれたことは誠に感慨深く、「世のなか安穏なれ、仏法ひろまれ」と願われた宗祖の願いを伝えるべく、これから先も永く皆さまに愛されるお寺であるよう努めて参りたいと思います。

振り返りますと怒涛の一年でありました。日々の法事や葬儀の法務を勤めながら、各地に布教のご縁を賜り、走りまわっていた印象です。お寺を留守にすることも多くありましたので、その間は坊守が法務や寺務の一切を引受けてくれていました。とても大変だったと思います。私からもお礼を申し上げておりますが、ご縁の皆さまに「坊守さん頑張ったね!」「ありがとう!」とお声がけいただくことが何よりも嬉しいと思いますので、お目にかかった際はお声がけをお願いいたします(笑)