報恩講、勤まりました。

 令和3年12月12日(日)、自然寺の報恩講が勤まりました。御講師に千葉県我孫子市・真宗寺より柏倉学法先生をお招きし、ご法話をいただきました。

 「報恩講(ほうおんこう)」とは親鸞聖人のひ孫である本願寺第三代・覚如上人が親鸞聖人の三十三回忌にあわせて「報恩講私記(ほうおんこうしき)」を記されたことに始まります。以来750年以上に渡り勤められてきた真宗門徒にとり、最も大切な法要です。

御講師が「報恩講はお寺の通信簿です」と申されたことに「ドキッ」としました。日頃住職がどれだけ阿弥陀さま・親鸞さまの尊きことをご門徒にお伝えしているのか、その結果が報恩講の参詣者に現れると申されたのです。開所以来、初めて勤める報恩講でしたので、どれだけの方がお参りくださるか不安でしたが、小さな本堂いっぱいにお参りいただき一安心しました。

お勤めは「念仏正信偈(ねんぶつしょうしんげ)」。お経本はお配りしたものの、お参りの皆さんは恐らくご存じないはずのお勤めです。しかしご両親とお参りくださったお子さんが歌うような美しい声でお勤めを始めると、大人たちもその声に誘われるように、皆でお経を勤めさせていただきました。嬉しくてちょっと泣きそうになりました。

また、御講師の笑いあり・涙ありのご法話をみなさん前のめりに聴聞され、お帰りの際には、「もっとお話し聞いていてかったです!」「良かった~」「有難かったです」と口々に申されていました。配信をご覧になられた方にはマイクの不具合で音声をお届け出来ず申し訳ありませんでした。

拙寺のような小さな布教所は、御講師にお控えいただく場所もご用意できない中、ご出講を快諾してくださいました柏倉先生、本当に有難うございました。ご門徒のお一人が、「やっぱりライブでお聴聞はいいですね。御講師のお人柄や温かさがちゃんと伝わりました」と申されていました。御講師・ご参詣の皆さまには行き届かない所が多々ありご迷惑をおかけしたしました。お手伝いくださった世話人の皆さま有難うございました。これを糧にまた進んで参りたいと思います。

令和3年12月12日(日)、自然寺の報恩講が勤まりました。御講師に千葉県我孫子市・真宗寺より柏倉学法先生をお招きし、ご法話をいただきました。
令和3年12月12日(日)、自然寺の報恩講が勤まりました。御講師に千葉県我孫子市・真宗寺より柏倉学法先生をお招きし、ご法話をいただきました。