春のお彼岸法要をお勤めいたしました。

去る三月九日(日)、自然寺では春のお彼岸法要をお勤めいたしました。

小柴隆幸先生をお招きしてのご法話

ご講師に東京都葛飾区 隆照寺より小柴隆幸先生をお招きしてご法話を頂戴いたしました。「本当は、厳しい仏道修行を重ねなくては仏さまになんてなれないのに、なれない私にかわって阿弥陀さまは全てを修めてくださった。ナモアミダブツとこの喉を震わせて、安心を伝えてくださる」とお取次ぎくださいました。とっても有難いご法話でした。また是非ご出講いただきたいと思います。

春のお彼岸法要

正信念仏偈作法のお勤め

ご法話に先立ち、正信念仏偈作法のお勤めをいたしました。

法座や法要のお勤めをしていて思うのですが、自然寺にお参りくださる方は皆さん大きな声でご一緒にお勤めをしてくださります。お経の言葉や節が難しい所もあると思うのですが、一生懸命声に出してお勤めくださることに、私はいつも嬉しくて嬉しくて心が震えております。

私も色々なお寺にお参りさせて頂きますが、自然寺ほど一体感のあるお勤めはなかなかありません。浄土真宗のお勤めは大衆唱和が基本です。いくら有難い言葉も文字として本にしまっておくだけではもったいないのです。お経本を手に取り、目で追い、声に出して耳で聞く。五感を通して阿弥陀さまのお慈悲をいただくことが大切です。

蓮如上人は「仏法は、耳から聞き取るのではない。目から読み取るのでもない。毛穴から染み入るのだ」と仰せです。読み間違えてもいいです。最初は誰だってうまくいきません。そんなことは気にせずこれからもご一緒に声を通して阿弥陀さまのお心を聞かせていただきましょう。

みなさま ようこそのお参りでした