「正式な服装」とは?

法事やお寺の法要・行事の際、皆さまより「どのような服装がよろしいでしょうか?」とご質問をいただきます。

自然寺ではすべての法事・法要・行事の際「平服でお参りください」とお伝えしております。そして付け加えて、「黒とか白の色にこだわらず、普段通りのお好きな装いでお参りください」とご案内しております。

法要や行事の時、僧侶はカラフルな衣体(えたい)に七条袈裟や五条袈裟とよばれる華やかな装いで勤めます。これは、浄土の荘厳相(しょうごんそう)、つまり私も花咲き鳥歌うお浄土を飾る一部である事を表現するためだと聞いたことがあります。…とすると、同じお念仏をいただく者は僧俗隔てなく、同じお浄土を彩る一員として、黒や白にこだわることなく、もっと言うと極彩色のお姿でお参りされても何ら問題はないはずです。また、昨今墓前での法要となりますと、非常に暑くなり、黒い服装では熱中症になる恐れもあります。ですから、自然寺では普段通りの装いでお参りいただくことを「正式な服装」と定めさせていただいております。

どうぞ、わからないことがありましたらお気軽にご連絡ください。

普段通りの装いでお参りいただくことを「正式な服装」と定めさせていただいております